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スマートホーム化に必要なものは? 安定したインターネット環境(Wi-Fi)が必須な理由!

IT技術が発展したことにより、私たちの生活はより便利で快適にしてくれるサービスや製品に溢れています。そうした中、スマホ一つで連系できるスマートホームも徐々に浸透しつつあります。
スマートホームを快適に利用するために必要なもの、それは安定したインターネット環境(Wi-Fi)です。
今回はスマートホームに必要なもの(Wi-Fi)について解説していきます。

スマートスピーカーとは

スマートホームとは、IoTやAIなどの技術を駆使して、住む人にとってより安全・安心で快適な暮らしを実現する住宅のことです。

スマートホームと聞くと、やはりスマートスピーカーが一番に浮かぶのではないでしょうか。
スマートスピーカーとは、音声で操作をするAIアシスタント機能のついたスピーカーのことです。Alexa(アレクサ)など、各メーカーから様々な名前のスマートスピーカーが販売されています。
スマートスピーカーで行えることは、家電の操作だけではありません。メーカーによっては様々な機能が追加されている場合もありますが、ほとんどのスマートスピーカーのメイン機能は以下の5項目となっています。

・家電の操作
・天気予報やニューストピックスの読み上げ
・単語や言葉の意味を解説する辞書機能
・音楽鑑賞、映画鑑賞、動画視聴
・商品の注文

スマートスピーカーに声が届く範囲から、話しかけるだけで簡単に、様々な機能を使うことができます。

スマートスピーカーを使用するときには「ウェイクワード」と呼ばれる単語を読み上げ、そのあとに「スピーカーへの指示」を伝えます。ウェイクワードはスマートスピーカーによって異なりますが、スマートスピーカーの名称やサービス名であることがほとんどです。

スマートホームにかかる通信量

スマートホーム製品の主要製品は、どれも通信量が少ないものが多いです。
以下、具体例を挙げます。

通信費測定に使用した

製品

種別通信量目安説明
+styleスマートマルチ

リモコン

スマートリモコン3MB/日赤外線リモコンで操作する家電を遠隔操作・音声操作できる。

左記目安は1日10回操作+待機通信量の合計。

Qrio Lockスマートロック3MB/日自宅の鍵をスマホ等から操作できる製品。左記目安は1日5回操作+待機通信量の合計。
+styleスマート電球

(5個同時接続)

スマートライト2MB/日Wi-Fi対応した電球・シーリングライト。

左記の目安は1日10回操作+待機通信量の合計。

SHARP

AIoT対応エアコン

加湿空気清浄機

エアコン・空気清浄機9MB/日Wi-Fi対応でSHARPのCOCORO AIRサービスを利用できる。

左記の目安は1日5回操作+待機通信量の合計。

たとえば、スマートリモコンを30日間利用した場合、通信費は90MBしか利用しません。

3MB×30日=90MB

ただし、Wi-Fi対応家電は通信量を多く利用するので、ご注意ください。

スマートホームを遠隔操作や音声操作すること自体は、映像データや大容量ファイルを送受信しているわけではないため、通信速度はあまり求められません。
そのため、1Mbpsほどの通信速度であれば各家電は問題なく動作します。

1Mbpsあれば、以下のような画質程度の再生なら問題がなく、スマートスピーカー利用時のエンタメ視聴も可能です。
・Amazon Music等の音楽配信サービス
・YouTubeの中画質(360p〜480p)
・アマゾンプライムビデオのSD(480p)画質

スマートスピーカーは通信量が多い

Amazon EchoやGoogle Nestといった「スマートスピーカー」は、通信量が比較的多くなります。

現代のスマートホーム化で「家電の音声操作」をするために、スマートスピーカーは必携のデバイスといえるでしょう。
しかし、スマートスピーカーは何も使わず待機させて置くだけでも、そこそこ大きなギガ消費をします。

通信量測定に利用した製品種別通信料目安
Echo Dot(第4世代)スピーカータイプ22MB/日
Echo Show 8画面付きタイプ150MB/日

もしスピーカータイプを1ヵ月置いておくだけでも、約660MB消費することになります。

22MB×30日=660MB

また、画像付きタイプは画像データをやり取りするため、かなり通信量が多くなります。

映像配信系のサービスを利用することが前提の家電

最近では「popIn Aladdin」や「Fire TV」 のように、映像配信系のサービスを利用することが前提の製品も徐々に増えつつあり、映像系の家電は利用するとインターネットの通信速度や帯域を多く取られます。映像系の家電は以下の通りです。

・スマートテレビ:オンライン動画配信サービスを視聴する場合、通信量を大きく消費する(地デジ/BS/CS視聴の場合は問題なし)
・家庭用ゲーム機:オンラインゲームをプレイする場合、通信量が増える
・ネットワークカメラ:常時通信が発生。上りの通信量が多い

必要な回線の条件

スマート家電を利用するには、接続するインターネット回線(Wi-Fi環境)をしっかりと整え安定させておくことが大事になります。
具体的に必要な回線の条件は以下の通りです。

・高速
・大容量
・低遅延(遅延が少ない)
・複数接続

インターネット環境を構築するには有線と無線の2つの選択肢があります。

有線

1つ目は有線です。

有線接続とは、ルーターからLAN(ラン)ケーブルを伸ばし、直接LANケーブルを各デバイスに繋ぐ接続方法です。

有線のメリットは以下の通りです。
・直接LANケーブルを機器に繋ぐため、安定した通信を行うことが可能
・外部からの不法侵入されるリスクも低く、セキュリティ対策にもなる
・ルーターやケーブルも安価なものが多いため、導入費用が安く、インターネット環境を構築しやすい

有線のデメリットは以下の通りです。
・LANケーブルが届く範囲でしか作業できない
・LANケーブルが必要になるため、配線がごちゃごちゃしてしまうことが多い
・配線のせいで部屋のレイアウトも柔軟に変えられない
・インターネットを使用しない際には、LANケーブルを片付ける手間がかかる
・ケーブルを壁に埋め込むことで、デメリットは解消できるが面倒くさい

無線

1つ目は無線です。

無線接続とは、LANケーブルを使用せず、無線で各デバイスにつなぐ接続方法です。

無線接続のメリットは以下の通りです。
・LANケーブルが必要ないので、部屋がスッキリときれいになる
・部屋のレイアウト変更や片付けもしやすくなる
・どの部屋からでもインターネット接続ができる
・複数台を同時接続できる
・5Gの登場によって、超高速かつ低遅延で多くのデバイスへの接続が可能

無線接続のデメリットは以下の通りです。
・パスワードをしっかり管理するなど、十分なセキュリティ対策が必要
・通信の安定性が有線接続と比較すると劣る
・電波を発する他の機器の影響を受けやすく、通信障害が発生する可能性もあり

スマートスピーカーにはWi-Fiとスマートフォンが必要不可欠

簡単に使えて非常に便利なスマートスピーカーですが、必要不可欠なものは以下の通りです。
・Wi-Fi
・スマートフォン

スマートスピーカーは、インターネット環境下でないと使用できません。
また、有線接続ではなく、無線でインターネットに接続する必要があります。
ほとんどの場合、Wi-Fi環境がないとスマートスピーカーは使うことができません。

また、多くのスマートスピーカーには、設定などの操作をアプリ上で行うケースが多いため、専用アプリが必要です。スマホアプリを必要とするスマートスピーカーの場合、スマホがないとスマートスピーカー自体が使えないというわけです。

ただし、すべてのスマートスピーカーが、操作にアプリを必要とするわけではありません。例えば、ディスプレイ搭載モデルのスマートスピーカーは画面のタッチ操作に対応していることが多いため、スマホやスマホアプリが必要ないこともあります。

スマートスピーカーをWi-Fi接続するための選択肢は、以下の通りです。

固定回線を契約して自宅内にWi-Fiを飛ばす

1つ目が「固定回線を契約して自宅内にWi-Fiを飛ばす」ことです。

上記3つの内、これが一番オススメです。
なぜなら、スマートスピーカーは24時間インターネットに繋げておく必要があるからです。スマートスピーカーがインターネットに繋がっていない状態では、「アプリを使った外出先から家電操作」をすることができません。

また、回線サービスは、オプションとしてスマートホームのサービスを展開しているところもあります。

ポケットWi-Fiを契約する

2つ目が「ポケットWi-Fiを契約する」ことです。

家の中でポケットWi-Fiに接続してスマートスピーカーを使うのはいいのですが、ポケットWi-Fiは外出時に一緒に持ち出すことが多いので、24時間インターネットに繋げておく必要があるスマートスピーカーとの相性は良くありません。

スマートスピーカー機能搭載のAIホームゲートウェイを選ぶ

3つ目が「スマートスピーカー機能搭載のAIホームゲートウェイを選ぶ」ことです。

家でPCやオンラインゲームをしないのであれば、固定回線を引く必要はないのかもしれません。
ソニーのスマートホームサービスMANOMAのように、スマートスピーカー機能搭載のAIホームゲートウェイを利用すれば、SIMカードを挿すだけで利用できるLTE回線の契約することができます。
通信速度や容量は固定の光回線には劣りますが、スマートスピーカーの機能が使える上、単独でポケットWi-Fiに契約するより料金が安くなるでしょう。

ルーターの選び方

スマートホーム化するにあたって、オススメのルーターの条件は以下の通りです。

最大同時接続台数が多い

1つ目が「最大同時接続台数が多い」ことです。

スマートホーム化すると、必然的に「Wi-Fiにつながる」家電やデバイスが多くなるため、ルーターは「最大同時接続台数」が多いものを選ぶのがよいでしょう。

セキュリティ機能つきのものを選ぶ

2つ目が「セキュリティ機能つきのものを選ぶ」ことです。

スマートホーム化すると、自宅にIoT機器が多く設置されます。

基本的に暗号化通信で処理されているので、基本的なセキュリティは担保されていますが、最近ではIoTデバイスを狙ったウイルスも出てきています。

スマートホームデバイスにはウイルス対策ソフトを入れることができないので、その侵入口となるルーターにセキュリティ対策ソフトを入れておくと、配下のスマート家電やデバイスを守ることができます。

大きい家に住んでいる場合はメッシュWi-Fiルーター

3つ目が「大きい家に住んでいる場合はメッシュWi-Fiルーター」です。

3LDK以上の大きい部屋でスマートホーム化する場合、各部屋にWi-Fiのつながる装置が点在するため、一つのルーターでインターネット環境を構築すると、電波が弱くなったり繋がらない場所もでてきたりします。

メッシュWi-Fiルーターは各部屋にアクセスポイントを設置し、それぞれをつなぐことで複数の親機を一つのSSIDで共有する事ができ、部屋に網の目にインターネット環境を張り巡らせることができるので、各部屋のスマート家電やデバイスの接続性が安定します。

まとめ

スマートホームに必要なもの(Wi-Fi)について解説してきました。以下、まとめになります。

・スマートスピーカーは何も使わず待機させて置くだけでも、通信量が多くかかる
・スマートスピーカーは24時間インターネットに繋げておく必要があるためWi-Fiは必須
・ルーターは最大同時接続台数が多く、セキュリティ機能がついたもののほうがオススメ

スマートホームに必要なスマートスピーカーは24時間インターネットに繋げておく必要があるため、固定回線のWi-Fiは必須といえるでしょう。これからどんどんスマート家電は増えていくと思いますので、ぜひインターネット環境(Wi-Fi)を整えて、スマートホーム化を推し進めてみてはいかがでしょうか。

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