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スマートホームを加速化させるアレクサ! 使いこなせば非常に便利な生活が待っている

「アレクサ〇〇して」と声をかけるだけで、電気を点けたり音楽を流したりする光景は、一昔前では映画の中のお話でした。しかし、アレクサというスマートスピーカーのサービスを使うと、音声だけで家電が動くスマートホームは実現できます。しかし、アレクサは定形アクションやスキル設定などの初期設定だけでは便利に使いこなすことはできません。今回はスマートホームとアレクサについて解説します。

アレクサとは

アレクサ(Alexa)とは、Amazonのスマートスピーカー「Amazon Echo」で利用可能なクラウドベースの音声サービスです。「アレクサ」と話しかけるだけで、ユーザーをサポートしてくれるアシスタントデバイスで、いろいろな操作が簡単に行えます。
アレクサの仕組みは以下の通りです。

① AIスピーカー(Amazon Echo)に対してユーザーが話す
② 音声データがインターネット上のアレクサというサービスに送られる
③ アレクサはどう返事をするかを考え、AIスピーカーに音声データを返す
④ AIスピーカーはアレクサから返された音声データを話す

また「スキル」を追加することでアレクサをカスタマイズすることもできます。スキルには以下のようなものが用意されており、アレクサに対応した家電をコントロールしたりすることができます。

・音楽、ラジオの再生
・ニュース、天気予報
・アラーム、タイマー
・家電の操作
・翻訳や言葉の検索
・動画再生(ディスプレイ搭載機器)
・amazonでの買い物、配達情報
・スケジュール管理
・会話
・スマホ連携(通話、メール、通知など)

上記以外の機能も満載で、話しかけるだけで照明が消える、その時の気分に合わせた音楽が再生されるなどのスキルがあります。

アレクサのメリット

アレクサのメリットは以下の通りです。

定型アクションが便利

1つ目のメリットは「定型アクションが便利」なことです。

アレクサは定形アクションを組むと便利さが一段と上がります。定形アクションは、一度の指示で複数の動作を設定できる機能です。これがアレクサの要であり、うまく活用できなければただのスピーカーになってしまうでしょう。

たとえばアラームの停止と同時に平日の朝6時から8時のみ対応の以下のアクションを設定したとします。

・アラーム音を音量5から音量2へ下げる
・ボタン押し機を起動し、PC電源をONにする
・スマートプラグを起動し、電気ケトルで湯を沸かす
・アラーム停止1分後、天気予報とニュースを流す
・アラーム停止20分後、本日のスケジュールの読み上げ
・出かける前に「ハンカチ持った?鍵は持った?忘れ物ない?」と注意してもらう

このように「家を出る前」「家に帰ってきた時」「就寝」といった定形でアクションをセットすると、とても快適で便利な生活を送る事ができます。一つひとつの機能は大したことがなくても、積み重ねると非常に便利です。

お手軽に音楽・ラジオを再生できるのが便利

2つ目のメリットは「お手軽に音楽・ラジオを再生できるのが便利」なことです。

アレクサは「アレクサ、音楽をかけて」「アレクサ、ラジオをかけて」と声をかけると、音楽・ラジオを再生してくれます。
BGMを何か流したい、特に何か聞きたいわけではないけれど音楽を流したい時に、スイッチのオン/オフなしで再生できるのでとてもお手軽です。ランダム再生を選択すると、アレクサがおまかせで音楽を選んでくれます。
連携可能サービスは以下の通りです。

・Amazon Music
・Amazon Music Unlimited
・Apple Music
・AWA
・Spotify
・TUNE IN
・dヒッツ
・うたパス

Amazon Musicに比べてカバー曲数が圧倒的に多い「Amazon Music Unlimited」であれば曲には困りません。

Amazon Music:100万曲以上
Amazon Music Unlimited:6,500万曲以上

ハンズフリー通話が便利

3つ目のメリットは「ハンズフリー通話が便利」なことです。

スマートフォンにアレクサアプリを入れると、アレクサのスピーカーとマイクを使用してハンズフリー通話ができます。「Siri」や「GoogleAssistant」も対応している機能ではありますが、アレクサ(Echo)を経由するとスピーカーとマイクの性能が段違いです。

電話がかかってくると、アレクサが「●●さんから着信です」と教えてくれます。「アレクサ、電話に出る」というと電話に繋がります。好きな姿勢で、スマホに触れることなく通話ができて快適です。

ただし、エコーのマイク集音能力は非常に優れているため、生活音も拾ってしまいます。また、「アレクサ、通話終了」と言わないと電話が切れないため、自然と終わらせるには相手側が切るのを待たなければいけません。

アレクサのデメリット

アレクサのデメリットは以下の通りです。

初期設定だとあまり便利ではない

デメリットの1つ目は「初期設定だとあまり便利ではない」ことです。

アレクサはアクションを起こすには基本「アレクサ〇〇」と話しかけなければいけません。やりたいことが1つならいいのですが、多数ある場合は繰り返し「アレクサ〇〇」「アレクサ△△」とその都度指示を出さなければならず、面倒です。

この問題を解決するには、アレクサの定形アクションやスキルというものを登録しなければいけません。個人の生活のルーティンは千差万別です。つまり、定形アクションやスキルは自分で便利な設定を考えなければいけないのです。アレクサを何となく購入した人はまずここで躓くのではないでしょうか。

音楽再生さえできればいいという人以外、初期設定のままではアレクサの便利さを実感できません。

外部機器がないと本領発揮しない

デメリットの2つ目は「外部機器がないと本領発揮しない」ことです。

アレクサ単体の場合、出来ることは「音声アシスト」(ディスプレイ搭載モデルは映像+カメラ)のみです。スマートプラグやスマートリモコンなどの別売り機器を購入しないと、家電との連携はできません。アレクサは外部機器への追加投資を行わなければ本領を発揮する事はできないのです。
スマートリモコンやボタン押し機など、どんどん購入していくと、エコーなどのハードウェア本体代金よりもお金がかかってしまいます。

言葉の認識と返答が微妙

デメリットの3つ目は「言葉の認識と返答が微妙」なことです。

アレクサは言語認識と返答率が低めであり、「Siri」や「GoogleAssistant」より大分劣ります。
「アレクサ」と呼んだ時の認識率はおよそ8割で、周囲に雑音があると6割を下回ります。
皆で会話しているときに「アレクサ!」と呼びかけてしまうと、周囲の会話・TVの音声などを見境なく拾ってしまい見当違いな返答をするか、最悪、沈黙して終了してしまいます。
そのため、Alexaに指示したいときはテレビを消したり、会話を中断する必要があります。

また、普段の会話の中に「ア、レ、ク、サ」と思わせる言葉があると、勝手に反応することがあります。前後の文脈や意味など関係なく自分が呼ばれたと思い、その後の会話を拾った結果、意味不明なことをいきなり喋りだすこともあります。

動画などでアレクサと会話をポンポンしている人もいますが、あれは定形アクションによる仕込みであり、大体「すみません、よくわかりませんでした」と言われて終わってしまいます。

スマートホームとアレクサ

スマートホームは、IoTやAIを駆使して、多数のデバイスを組み合わせることにより、電化製品の制御など住む人のニーズに合わせた利便性を提供してくれます。
アレクサは「スマートホームを構成するデバイスの一つ」ということになります。

スマートハブ

スマートホームを構築する際には「スマートハブ」という『指示を分岐させる司令塔』を導入する必要があります。最近ではハブなしで機能するスマートデバイスも増えていますが、ハブを採用することで使える機能が増えます。

例えば「Pillips Hue(ヒュー)」というスマートLEDライトは、音声操作できるLED照明として有名です。このライトを点けたり、消したり、色温度を変えたりと操作するためには、スマートハブが必要となります。

最新の家電であれば、スピーカーさえあればWi-Fi経由でアレクサから操作できますが、最新の家電を揃えるのはお金がかかります。
そこで活躍するのが「スマートリモコン」「スマートコンセント」です。

スマートリモコン

スマートリモコンとは、Wi-Fi経由で操作できる赤外線リモコンのことです。
持っている家電の付属リコモンの赤外線信号を学習させることで、付属のリモコンがなくてもスマホやスマートスピーカーでその家電を操作できるようになります。
スマートリモコンが1つあれば、複数の機器を学習できるので、赤外線リモコン付きの機器をたくさん操作することができます。

スマートコンセント

スマートコンセントとは、コンセントと家電のプラグの間に挟むものです。Wi-Fi接続されており、こちらもスマホやスマートスピーカーから操作することができます。
操作といっても「通電⇔通電停止」といったシンプルな機能です。

そのため、コンセントに繋ぐだけで電源が入る間接照明などに向いています。

まとめ

スマートホームとアレクサについて解説してきました。以下、まとめになります。

・アレクサはスマートホームを構成するデバイスの一つ
・アレクサは「Amazon Echo」で利用可能なクラウドベースの音声サービス
・アレクサは定形アクションの設定など面倒なことが多いですが、使いこなせると非常に便利

アレクサを便利に使いこなすには自分で定形アクションを考える必要があり、それを実現するための追加資金も必要です。一度設定を作ってしまえば、アレクサは私達の生活を豊かにしてくれる便利なツールになるでしょう。スマートホーム化を進めるために、アレクサを導入してみてはいかがでしょうか。

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