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スマートホーム家電で空気質改善できる? スマート空気デバイスについてまとめてみた

新型コロナウイルスが世界的に流行したことで、多くの時間を室内で過ごすことになりました。一般的な成人の呼吸回数(1日)は約2~3万回と言われています。そのため、平均的な1回あたりの呼吸量を500mlで計算した場合、1日に20kgの空気を体に取り入れていることになります。「水」や「食事」と同じように「空気」のことを考える時代が来たのかもしれません。
スマートホームでも部屋の空気質改善ができることをご存じですか? 今回はスマートホームと空気について解説します。

スマート空気デバイスとは

スマート空気デバイスとは、空気センサーであり、空気清浄機ではありません。

たとえば、新しいクリーニング製品や新しい家具を購入した場合、それらが自宅やオフィスの室内空気汚染の原因になっているかどうかを知ることができます。
IFTTT(イフト)対応やスマートスピーカー連携により、異常レベルに達するとスマホで警告したり、推奨事項を自動的に提供し、空気の品質改善を促します。

また、一部の空気清浄機と連動し、空気品質が改善するように動作させることもできます。正しく測定したデータをもとに機器を動作させることで、不健康な空気の原因となる要因を特定できるようになり、長期的かつ効果的な空気品質の解決につながるでしょう。

Awair

Awair(アウェア)とは、「温度・湿度・二酸化炭素・化学物質・ホコリ」の5つの要素を内蔵センサーで計測し、自宅の空気質管理のアドバイスをしてくれるデバイスです。

清潔な空気を保ちたい方や、ペットやお子さんのいる家庭でも役立てるデバイスです。

Awairの特徴的な点は以下の通りです。

・木材で覆われ、とてもナチュラルなデザイン・外観の良さ
・本体を見て即座に確認できる、本体の「スコアリング表示」
・IFTTT対応やスマートスピーカー連携による拡張性
・本体に電源を入れたらアプリの案内に沿って進めていくだけなので初期設定がわかりやすい
・初期設定さえすめばいちいちカスタマイズする必要がない
・アプリのデザインがかなり洗練されており、グラフ表示で分析もしやすい
・リアルタイムに測定してアドバイスをくれる

たとえば、Amazon Alexaの場合、以下のような形でスマートスピーカーに話しかけて空気の質の状態確認や睡眠レポートを聞くことができます。

①スキル画面からAwairを検索し、初期設定で登録したアカウント認証したら、話しかけて情報取得できるようになる。
②「アレクサ、アウェアを開いて空気の質を調べて」
③「Awairの現在のスコアは84です。湿度が高いです。空気は爽快です」

手が離せない作業をしていても、話しかける事で情報を聞くことができ、非常に便利です。
また、IFTTTに対応しているため、Awairの計測データを生かして、様々なアウトプットをすることが可能です。

IFTTTとは、異なるソーシャルメディアやプラットフォームを連携させるWebサービスです。あるツールで特定の動作をしたときに、別のツールで付随した動作を自動的に行うことができます。

たとえば、アプリ画面からIFTTTを選択すると「もし二酸化炭素濃度が上がったら、スマート照明Philips Hueのランプを赤く点滅する」というルール設定し、明かりで空気品質のアラートを出すことができます。

上記以外にIFTTTでできる設定は以下の通りです。

・プリセット:二酸化炭素の濃度が上がったら、Philips Hueでフロアランプを赤く点滅
・スマートリモコンと連携:湿度が上がったら、Dyson Pure Cool+Hotをつける。温度が上がったら、エアコンを冷房でつける
・Switch Botと連携:二酸化炭素濃度が上がったら、換気扇をつける。ホコリが多くなったら、ルンバを稼働

Awairは、このように空気質の改善に役立つ、シンプルかつ機能性の高い優れたデバイスです。用途を拡張させるためには、外気をより正確に測定するべく雨量計や風量計などの追加モジュールを増やす必要があります。

Awairはスマートリモコンと組み合わせてIFTTT経由で連携可能ですが、設定に手間がかかることや、IFTTT経由の操作は遅延が発生しやすいです。専用のモジュールがあるとより高精度かつリアルタイムに操作できるでしょう。

また、家電連携やアドバイスだけでなく、自動で空気質を改善することができれば、更に使い勝手がよくなっていくでしょう。

uHoo

uHoo(ユーフー)は9種類の空気データからモニタリングを実現する「スマート空気デバイス」。9つのセンサーを使って、1分間隔で徹底的に空気を分析することで、空気を測定し、可視化するスマート家電です。

uHooの特徴は以下の通りです。

・株式会社テラが販売
・世界初の9個のセンサーを搭載した室内用空気品質監視モニター
・高性能ARMベースのプロセッサを搭載
・uHoo本体とスマートフォンに無料の専用アプリをインストールするだけで使用できる
・uHooが室内の空気をリアルタイムで測定し、測定されたデータはスマホアプリ上で確認することができる
・遠隔対応ができ、空気の品質が悪化している場合は、専用アプリでお知らせが入り、その対応策も同時に表示
・IFTTT対応のスマート家電との連携も可能
・とてもシンプルで、わかりやすい表示
・ウイルス残存の可能性をAIが推測する独自技術「ウイルスインデックス機能」
・どんな部屋にも調和するシンプルなデザイン
・「VGP2020(1987年にスタートした国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワード)スマートホーム部門」において受賞
・CES(世界最大級の家電・電子機器の見本市)に出展する企業・製品の中でも特に優れたものに贈られる「2020 Innovation Award」も受賞

たとえば、「湿度が〇%を下回ったら、加湿器が自動でONになる」というルールを設定しておくことで、IFTTT対応のスマート家電(空気清浄機や加湿器など)と連携して、最適な空気を保つことができます。ほとんどすべてのIFTTT対応デバイスと同期させることができ、Alexa、Google Assistant、Nest、Roombaなどとも連動できます。

また、Google Spreadsheetに毎日の空気の状況を自動的に記録することもできます。

uHooで測定できる空気データ

uHooで測定できる空気データは下記の通りです。

気温 Temperature

1つ目は「気温 Temperature」です。

快適な生活を送るためには、室内の気温は基本となるでしょう。日頃から気温を把握することで、熱中症などを防ぐことができます。

湿度 Humidity

2つ目は「湿度 Humidity」です。

乾燥やカビを防ぐために、適切な湿度を保ちましょう。湿度の理想的な範囲は30%から50%であり、50%以下の湿度を保つとチリダニやカビ、バクテリアの蔓延を防ぐことが可能です。
冬に起こりやすい低湿度の場合、乾燥肌やのどの痛みを引き起こし、最悪インフルエンザウイルスなどを長時間生き残らせることに繋がります。

気圧 Air Pressure

3つ目は「気圧 Air Pressure」です。

気圧が変化すると、人間は頭痛になったり、血圧が上がったり下がったりと悪影響を及ぼします。そのため、気圧がどれくらいなのかを把握しておきましょう。

二酸化炭素 Carbon Dioxide

4つ目は「二酸化炭素 Carbon Dioxide」です。

二酸化炭素濃度が高くなると、息苦しさや眠気、集中力の低下、吐き気が発生します。そのため、数値を把握して、二酸化炭素濃度が高ければ定期的に換気しましょう。

TVOC(総揮発性有機化合物量) Airborne Chemicals

5つ目は「TVOC(総揮発性有機化合物量)Airborne Chemicals」です。

TVOC(Total Volatile Organic Compounds)とは、揮発性有機化合物量(VOC)の総称であり、汚染濃度の水準を示します。

VOCは種類が多く、個々の微量物質の健康影響評価を行うのが難しいことから、(ホルムアルデヒドを含む)VOCの総量を規制することで汚染を全体として低減させ、快適な室内環境実現のための指標として用いられます。厚生労働省では暫定目標値として400μg/m2を示しています。

空気中のTVOCが上昇すると目がチカチカしたり、目眩や吐き気などを覚えるでしょう。数値を管理し、こまめに換気をしましょう。

PM2.5 Particulate Matter

6つ目は「PM2.5 Particulate Matter」です。

PM2.5(微小粒子状物質)とは、大気中に浮遊している直径2.5μm以下のきわめて小さな粒子のことです。成分は炭素成分、硝酸塩や硫酸塩、ケイ素やナトリウム、アルミニウムなどさまざまです。

PM2.5は粒子が非常に細かいため、吸い込んでしまうと細い気管支や肺の奥まで入り込むため、ぜんそくや気管支炎など呼吸器系の病気のリスクを高めるといえるでしょう。また、アレルギーや感染症、不整脈など循環器への影響も懸念されています。

私たちが健康に暮らすために維持することが望ましいPM2.5の環境基準は、1年平均値が 15µg/㎥以下であり、かつ、1日平均値が 35µg/㎥以下であることとされています。また、注意喚起のための暫定的な指針となる値は1日平均値70μg/㎥です。

一酸化炭素 Carbon monoxide

7つ目は「一酸化炭素 Carbon monoxide」です。

一酸化炭素(CO)は、化石燃料燃焼の副産物であり、一般的には、タバコの煙、石油を使用するストーブ、セントラルヒーター、車などから排出されます。

一酸化炭素(CO)は、毒性の高い室内空気汚染物資で、非常に危険な気体です。
これが増えると疲労や胸痛、ひどい場合は一酸化炭素中毒など、短時間で人の健康に被害を引き起こす可能性があります。

一酸化炭素(CO)は無色、無臭ですので、人には感知できません。空気センサーなどを使用して検出してください。

二酸化窒素 Nitrogen Dioxide

8つ目は「二酸化窒素 Nitrogen Dioxide」です。

ディーゼル車や工場などから排出される二酸化窒素は、せき、のどの痛み、胸部痛、頭痛、めまい、窒息感など人の呼吸器に悪い影響を与えます。換気されていないストーブなどの家電製品やタバコの煙が一般家庭での主な発生源となります。

オゾン Ozone

9つ目は「オゾン Ozone」です。

オゾンは紫外線や雷の放電などから発生する気体(O3)です。自然環境にもかなり低い濃度で存在するオゾンは、大気の自浄作用を担っており、オゾンが多く発生する森林や滝などで空気をすがすがしく感じるのも、この働きによるものです。

濃すぎるオゾンを接種すると、鼻腔や喉などの粘膜が酸化され、頭痛や胸部圧迫などの悪影響があります。

まとめ

今回はスマートホームと空気について解説しました。以下、まとめになります。

・スマート空気デバイスとは、空気センサーであり、空気清浄機ではない
・Awairとは、5つの要素を内蔵センサーで計測し、自宅の空気質管理のアドバイスをしてくれるデバイス
・uHooは9つのセンサーを使って、1分間隔で徹底的に空気を分析することで、空気を測定し、可視化するスマート家電

人間が生活するうえで、水や食料だけでなく空気も非常に大切な要素です。汚染されていたり、換気が悪い所では体調不良になってしまいます。スマート空気デバイスは、自宅の空気を分析・計測し、可視化することで空気質管理のアドバイスをしてくれます。アレクサなどスマートスピーカーと連携しているものが多いため、スマートホーム化を考えているのであれば、取り入れてみてはいかがでしょうか。

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